金融教育 お金にまつわる本

新聞に「金融教育 国家戦略に」という記事が載っていました。

先日やっとFP2級までたどりつきましたが、元々「お金」関係の本を読むのは好きで、乱読してきました。
その中でも印象に残っている本を紹介したいと思います。

(1)「金持ち父さん 貧乏父さん」

私は20年以上前に読んだ本ですが、今もよく売れているようです。
それまで漠然としてしか考えてこなかった「お金」について真剣に考える機会をくれた本です。
この本に書いてある内容を実践するのは無理ですが、マインドセットという意味では、非常に役に立ったと思っています。

(2)「ウォール街のランダム・ウォーカー」

どう投資したらいいのか、ひとつの結論を示した本です。
オランダのチューリップバブルと日本の不動産バブルについても言及されています。
この本を読了すると、「勉強した気になる」ので、おすすめです。

(3)「幸福の資本論」

幸福の要素についての本です。
結局「幸せになる」手段として、お金がある程度必要、というアプローチです。

収入から支出を引き、残った資産を運用する。
お金を増やすには、
(A)収入を増やすか(B)支出を減らすか(C)運用をがんばるか
どれかだ。
というわかりやすい説き方に感服しました。

(4)「サイコロジー・オブ・マネー」

こちらは新しい本で、現時点での集大成と呼んでいい本ではないでしょうか。
こちらも「幸せ」のためにお金とどう向き合うか、というアプローチです。
日本の話も登場します。
バンガード社創業者の息子さんが、アクティブファンドのファンドマネージャーだったという話は面白いと思いました。

こうやって見てくると、「金融教育」を「国家戦略」というのは、少し違和感を感じます。
「金融教育」を各自の幸福度を高めるために行うのだとしたら、「戦略」という言葉に合わない気がする。
ただ、いろいろな種類の金融商品について、踊らされずにきちんと向き合うことは大事だと思うので、金融教育の充実は大賛成です。